インプラントパーツについて知ってみよう

インプラントの構造

インプラント治療で使用されるインプラントは、
それぞれに役割を持った3つのパーツで構成されています。

 

歯槽骨の中に埋め込む天然歯の歯根の役割を果たす「フィクスチャー(インプラント・歯根部)」、
上にかぶせる歯の役割を果たす「上部構造補綴物(人工歯・被せ物)」、
そしてフィクスチャーと上部構造補綴物を連結する役割を果たす「アバットメント(支台部)」の
3つのパーツでできた天然の歯に近い構造です。
昨今では、コチラhttp://www.cosmedental-toyosu.net/など、多くの歯科でインプラントの治療を受けることができます。

 

なお、インプラントが従来の義歯などと異なる点は、
ガタついたりすることのないよう健康な歯にしっかりと固定してしまうのではなく、
フィクスチャー以外の部位は取り外しが出来るように固定する点です。

 

インプラントの3つのパーツについて、もう少し詳しく情報提供しておきましょう。

 

フィクスチャーは、歯肉を開いて歯槽骨の中に埋められるパーツです。
厚さ約4mm・長さ約1cm位のこのパーツは、
チタンかチタン合金のいずれかで作られています。

 

素材にチタンが使用されるのは、
オッセオインテグレーション作用によってフィクスチャーが顎骨としっかりと結合して固定されること、
金属アレルギーの心配がないことによります。

 

上部構造補綴物はフィクスチャーの上にかぶせる人工歯の部分で、
主に白い素材が使用されます。
通常、人工歯にはオールセラミックスが使用されます。
これは、オールセラミックスは自然の歯のような透明感と艶があり、
歯茎が黒ずむ心配や金属アレルギーの心配がないことによります。

 

アバットメントはフィクスチャーの上に取りつけて、上部構造補綴物と連結するパーツです。
通常はチタンかチタン合金製ですが、
審美性に優れているとの理由からセラミック製のものも使用されています。

インプラントの耐用年数

1965年、スウェーデンにあるイエテボリ大学のブローネマルク教授により、
ブローネマルク・インプラントによる世界初のインプラント治療が行われました。

 

初のインプラント患者になったのは当時34歳のヨスタ・ラーソンさんで、
生まれつきの顎変形症で食事や会話が非常に困難な男性でした。

 

上下全ての歯のインプラント治療を受けたラーソンさんは
2006年に亡くなるまでの42年間にわたってインプラントの歯を使用し、
噛むことには不自由しなかったと言われています。
また、長生きしていれば、インプラントの貸与年数はさらに長くなったとも言われています。

 

この歴史的な事実は、
全ての歯が無い場合のインプラントの耐用年数はこれと同じ程度ではないかと予想させ、
目標となるものです。

 

しかし、治療を受ける患者の口腔環境や治療を受けるときの年齢、
治療内容や治療計画の精度、健康状態や生活習慣、
さらには施術する歯科医の技術や知識などによっても
耐用年数に違いが出てくると言われています。

 

今日のわが国では、インプラント治療の歴史が浅いことから、
耐用年数に関するデータは不十分です。
そのことで、耐用年数を明確に示すデータはありませんが、
多くの研究論文によれば10年以上は問題なく機能するとされています。
 

 

近年行われているインプラント治療は世界初の
全ての歯の治療ではなく部分的な治療ですから、インプラントのケアだけではなく、
自分のもともとの歯のケアも欠かすことはできません。

 

そのことを考えれば、もともとの歯の歯周病や噛み合わせに注意しながら
キチンと口腔内全体を日常的にケアできなければ、
10年間維持することさえ困難になってしまいます。

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